破壊すればするほど速く走れる。
何ともシンプル。
破壊とレースを融合させた凄まじく攻撃的なレースゲームです。
操作は簡単で、良い意味で非現実的な挙動。ひたすら爽快感を追い求められる操作性です。
アクセル全開一直線、カーブでブレーキングすれば楽々ドリフト。高速のままカーブをクリア。ブーストゲージが溜まっていれば、Aボタンを押すだけでとんでもない加速を発揮。そのまま一般車に追突すれば、ありえない力で一般車は吹っ飛んでいき、それが他の車にぶつかれば、それもクラッシュ。運がよければ(相手にすれば悪ければ?)、続けざまに大規模玉突き事故! 余りと言えば余りな仕打ち(笑
それでいて、壊せば壊すほどブーストゲージが溜まって速く走れ、追突しやすくなるのだから、一般車にしたら堪ったもんじゃありません。
当然、一般車以外のライバルも登場します。
なんの、ただの「強い一般車」です。多少タフですが、むしろ一般車より派手に壊れてくれます。
壁に擦りつけてクラッシュさせる。壁に激突させる。一般車に正面衝突させる。吹っ飛ばした一般車をぶつける。ジャンプ台でジャンプし、上から押しつぶす。自分がクラッシュしてしまったついでに、後ろから来たライバルを巻き込む。
クラッシュしたライバルはバラバラ。自分のブーストゲージは最大値が増加。直ぐに復帰しますが、「勝者と敗者」という意味での演出は過剰過ぎるほどに明確に押し出されています。
無論、自分とライバルの立場が逆転することもあります。
なんの、クラッシュさせられた相手に「リベンジ」すればブーストゲージは更に増加。このゲームのタイトル通り、まさにこのゲームの醍醐味。最大とも言える痛快さです。
ブーストゲージが減る猶予も与えず破壊し続ければAボタンは終始押しっぱなし。凄まじいスピード感に何かが脳内で分泌され、気がつけば目の前にゴールが。
ただ、自滅だけにはご注意を。