まず、このゲームは魔法少女まどか☆マギカのゲームですが、キャラゲーではありません。
ダンジョンパートが自キャラの見えない主観視点な時点で、キャラゲーではないです
そして、難易度が高めなので、キャラゲーやヌルゲーだと思いこのゲームを始めるとクリアは難しいです。
この商品に星2つ以下を付けている人は、これを理解していないのでしょう。
このゲームが本当に好きな私としては、何故ここまで価格が暴落しているか理解に苦しみますね。
難易度が高いことはまどマギの世界観とマッチしてますし、ストーリーに重みを出すためにはある程度の難しさは必要です。
また、ほむらの『時間停止』が、丁度いい具合に壊れ性能なので、難易度の高さをカバーしてます。
ダンジョン内でセーブが出来ないことも、「まさにまどマギ」といった感じです。
シナリオは本当に良いです。
ただ、「キャラの扱いが酷い」という批判はあります。ぶっちゃけその通りです。
このゲームのシナリオは基本的に『ほむらが失敗した過去』を書いているので、それはもう悲惨なことになります。
ハッピーエンドが用意されている『ほむらルート』、ギャグシナリオである『番外編』、この二つ以外は欝なので、苦手な方にはオススメ出来ません。
ですが、本当にまどマギが好きならば、全ルートの全シナリオを見るべきです。
既読文章スキップが出来ないことが、シナリオパート唯一の欠点かと
ダンジョンパートは本当に面白いと思います。
魔法少女の厳しさを示すかのような難易度ですが、前述の通り時間停止が強いので、これを使えば大体の魔女をゴリ押しで倒せるゲームバランスとなっています。
ほむらの強さを示す原作再現になってますね。
ただ、キャラごとに特化された点が有り、レベル等が同じであるなら『〜〜が最強』ということにならない所も魅力です。
なので、安心して自分の好きなキャラを育てることが出来ます。
また、殆どの魔法少女が最初から遠距離攻撃を使えるなど、他のダンジョンRPGには無い面白さもあります。
武器の代わりに魔法(スペルブック)、空腹(食べ物)の代わりにソウルジェム(グリーフシード)、と思えば分かり易いと思います。
その他も色々と充実しています。
まずやり込み要素である『謎の魔女結界』。
ここでは全キャラレベル１からのスタートなので、自分好みにプレイすることが出来ます。
アニメ、ゲーム本編では使い魔のみの登場だった『落書きの魔女』と戦うことができ、まどポオリジナルの魔女も2体居ます。
余談ですが、ここでQBに攻撃できます。
次におまけ要素。
ここではCGやイベントを閲覧することが出来ます。魔法少女達の変身シーンなどもいつでも見ることが出来ます。
また、シナリオの難易度を下げるアイテムもあります。
そして、OPのノンクレジットコネクト。
この魅力はわざわざ書くまでもないでしょう。
数少ない欠点の一つであり最大の欠点である無限ロードバグ。
これには私も悩まされました。
スペルブックを20個集めたところで起こったり、ワルプルギスの夜を倒したところで起こったりしました……。
ただ、今はアップデートパッチがありますし、調べれば回避方法が書いてあるサイトもあるので、気をつけさえすれば脅威ではないと思います。
総合的に、このゲームはとても面白いゲームです。
陳腐な表現ですが神ゲーです。
ただし、人を選ぶゲームだとは思います。
欝が苦手な方、簡単なRPGしかやったことのない方は向かないと思います。
ただ、まどマギが本当に好きな方、(ダンジョン)RPGが好きな方にはとてもオススメ出来るゲームです。
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